アーフェンピンシャーの外観と特徴は、正方形に近い体型で、頑丈な骨格をしています。作業犬としてのテリアを、より小型化した犬ですが、かといって体が華奢というわけではありません。ネズミを捕まえることがうまく活動的でタフな犬種です。足取りは軽く、冷静沈着で、常に自信たっぷりな雰囲気をかもし出しています。顔に長い眉毛と顎ひげをたくわえ、まるでサルのようなこっけいなしかめっ面をしています。体は3cm強ほどの長さの被毛で覆われ、頭や首、胸、お腹、足の部分は少々長めの被毛で覆われています。この長い被毛が、害虫や厳しい外部環境から体を守る役割を果たしています。 犬種プロフィールは、AKCランキング 117 、JKCランキング 133 、仲間 テリア系、ピンシャー系 です。原産地は ドイツであり、起源は、17世紀頃であり、元来の役割は、 小型の害獣駆除、愛玩犬であり、現在の役割 は愛玩犬です。体高(雄)インチ(cm) 9-11.5(23-29)、体重(雄)ポンド(kg) 7-9(3-4)、体高(雌)インチ(cm) 9-11.5(23-29) 、体重(雌)ポンド(kg) 7-9(3-4)、JKC理想体高(雄)cm 25-30 、JKC理想体重(雄)kg 4-6 JKC理想体高(雌)cm 25-30 、JKC理想体重(雌)kg 4-6です。歴史 は“アーフェン”はドイツ語でサル、ピンシャーはテリアのことを意味します。アーフェンピンシャーがサルの顔によく似たテリア系の犬種だったため、このような名前が付けられました。また、フランスではディヤーブロシオン・ムスタシュ(口ひげをつけた小悪魔)と呼ばれているようです。この犬種は、トイ・グループのなかでももっとも古い犬種のひとつといわれていますが、実はその起源についてはよくわかっていません。15世紀頃、オランダの画家たちが描いた絵画のなかに、アーフェンピンシャーによく似た犬がしばしば登場していますが、この犬種の歴史についての証拠は、今のところこれ以外は出てきていません。17世紀頃までは、ネズミ捕りに長けた小型のテリアが中央ヨーロッパに多く存在していました。ドイツでは、げっ歯類の動物を馬屋や台所から追い出すために、これらのテリアが使われていました。その後、さらに小型の犬種が登場し、人間の膝の上に座って、おどけたしぐさで周囲を楽しませる愛玩犬として、特に女性たちの人気を集めていました。 この小型化したテリア系の犬たちを、パグやジャーマン・ピンシャー、ジャーマン・シルキー・ピンシャーと掛け合わせて洗練させ、アーフェンピンシャーが誕生しました。この犬種は、ブリュッセル・グリフォンなど、針金のような硬い被毛を持つ愛玩犬の祖先犬としても有名です。アーフェンピンシャーは、原産地であるドイツで非常によく知られた人気犬種でした。1936年にAKCがこの犬種を登録しましたが、第二次世界大戦の勃発によって、人気は徐々に衰えていきます。以来、この犬種はアメリカでもドイツでもあまりお目にかかれない犬種となっています。気質 は探究心が旺盛なアーフェンピンシャーは、頑固なテリアの気質を備えつつ、まるでサルのようにいつも忙しく動き回り、戯れたり、遊んだり、いたずらをするのが大好きといった、やんちゃな面も持っています。その行動においても、サルに似た顔立ちにおいても、モンキー・テリアと呼ばれるのにふさわしい犬種といえます。吠え癖を持っていたり、何かによじ登ったりするのを得意とする犬までいるほどです。しかし、テリアとは異なり、他の犬やペットと比較的うまく付き合っていくことができます。また、ユーモアがあって、サービス精神も旺盛なので、家族ともうまく暮らしていくことができる犬種です。 飼育管理 は、アーフェンピンシャーは、エネルギッシュで活動的な犬ですが、運動量としては室内や庭で活発に動くゲームをしたり、リードをつけた比較的短い散歩をさせれば十分です。屋外で遊ぶことは大好きですが、基本的に屋外飼育は向いていません。粗い被毛を持っているため、1週間に2〜3回のコーミングと、3カ月に1回程度のトリミングが必要です。トリミングの際には、バリカンでむだ毛を刈るクリッピングをしてあげましょう。ショーに参加させるのであれば、手でむだ毛を丁寧に抜くストリッピングが必要です。気をつけたい病気 は、膝蓋骨脱臼、レッグ・カルベ・ペルテス病 です。たまにみられる病気 には動脈管開存症、泉門開存 です。検査は 膝関節検査、心機能検査が必要です。 寿命 は12歳 です。