・ウィペット


グレイ・ハウンドのミニタイプともいえるウィペットの外観と特徴は、流線型の曲線が美しく、スラリと伸びた四肢と引き締まったスマートな体格をしています。究極のスプリンターとして、一気に最高速度にもっていける加速力と、すばやく体をひねって方向転換をする俊敏さを兼ね備え、その能力は他の犬たちを卓越しています。また、しなやかな上半身のラインと、ダブルサスペクションギャロップ(前脚と後脚を揃えて動かし、背中を使って走る歩様)ができるパワフルな後脚と臀部が特徴的です。体高よりも体長がやや長い、正方形に近い体つきで、低い体勢でのびやかに歩きます。常に緊張感を持ち、鋭い警戒心を漂わせている犬種です。犬種プロフィール は、AKCランキング 59、JKCランキング 53 、仲間 はサイトハウンド(視覚獣猟犬)、南方祖先犬、原産地は イングランド(イギリス) で、起源は 18世紀 です。元来の役割 はレーシング競技、ウサギ狩り、現在の役割は レーシング競技、ルアーコーシング(疑似餌(ルアー)を使った競技)、体高(雄)インチ(cm) 19-22(48-56)、体重(雄)ポンド(kg) 20-40(9-18)、体高(雌)インチ(cm) 18-21(46-53)、体重(雌)ポンド(kg) 20-40(9-18)。JKC理想体高(雄)cm 47-51、JKC理想体重(雄)kg -、JKC理想体高(雌)cm 44-47、JKC理想体重(雌)kg - 。歴史は、中型サイズのサイトハウンド(視覚獣猟犬)であるウィペットは、グレイ・ハウンドの血を受け継いだ犬種です。18世紀頃、農夫たちがウサギや他の小さな害獣を退治するために、小型のグレイ・ハウンドと、さらに小さい犬たちとを掛け合わせて作ったと考えられています。その後、農夫たちは、丸い囲いの中にウサギと犬を入れて、犬がしとめたウサギの数を賭けるギャンブルスナップドッグ(かみつき犬)にウィペットを使おうと考えました。そこで、ネズミ捕りに長けていたテリア系と交配させ、すばやく獲物を追うことができる能力を組み入れました。その頃ちょうど産業革命が勃発し、地方の労働者たちが工業化された地域に移り住むようになりました。それに伴って各地でこの犬のギャンブルが盛んになり、ウィペットに対する改良にも拍車がかかるようになりました。しかし、こういった工業地帯では、賭けに使うウサギまで用意することはできませんでした。そこで人々は、犬にぼろ布を追いかけさせるレースを作り出しました。このぼろ布レースはその後、炭鉱夫のスポーツへと発展していき、ウィペットは貧しい人たちの競走馬と呼ばれるようになりました。この小型のレース犬はその後、家庭でも飼われるようになります。レースの結果によって、家族は犬に対して大きな誇りを抱くだけでなく、予定外の収入や食べ物が得られるというメリットも享受しました。そういう意味で価値の高かったウィペットは、家族の一員として何不自由なく大切に扱われました。商業的なレースとしてはグレイハウンドのレースが一般的ですが、ウィペットのレースも、アマチュアスポーツとして根強い人気を誇っています。1888年に犬種として認定されて以来、ウィペットはその美しさで評価されるようになり、イタリアン・グレイハウンドと交配されて、さらにその外観に磨きをかけられました。その後、しなやかな優雅さと上品な社交性を持ったウィペットは徐々に注目を集め、熱心な愛好家も増えていきました。現在ではもっとも人気のあるサイトハウンドのひとつとして、ショードッグとしてはもちろん、ルアー競技やレース犬、そして、家庭犬としても非常に評価の高い犬種となっています。ウィペットは、正統派のサイトハウンドの中でも、もっとも指示をよく聞く従順な犬種です。献身的で物静かな家庭犬が欲しいと思う人に理想的なペットといえます。また、子供に対しても大変穏やかなので、子供のいる家庭でもうまくやっていけるでしょう。室内ではおとなしく過ごしますが、屋外では走ったり遊んだりすることが大好きです。肉体的にも精神的にも非常に敏感な犬種です。乱暴に扱ったり、荒っぽい態度で叱ったりしないようにしましょう。飼育管理は毎日、長時間散歩をさせたり、走らせたりすれば、アパートやマンションでも十分に飼える犬種です。被毛のケアも最小限でよいでしょう。寒い気候が苦手なので、屋外で飼うことはおすすめできません。また、室内には必ず、温かくて柔らかい寝床を用意してあげてください。雪の中や寒い気候の中でも走ったり遊んだりしますが、必ず体を休めるための温かい場所を確保してあげてください。被毛は、非常に美しい短毛で、犬独特の臭いもあまり気になりません。特に気をつけたい病気は 特になし、気をつけたい病気は 皮膚疾患 、たまにみられる病気 は蓋裂 、しておきたい検査は 特になし 、寿命 は12〜15歳です。



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