アイリッシュ・テリアの外観と特徴は、適度な長さの胴体を持ち、優雅で、全体的にキリっとした細身の輪郭が特徴的な犬種です。たくましく、頑丈な体格をしていますが、その動きは活発でありながらもしなやかです。長い足を持ったテリア種の多くは背中が短めになっていますが、この犬種のスタンダードにはふさわしくありません。この犬種は多方面の能力を兼ね備えており、スピード、持久力、機敏性、さらには力強さといった、ほとんどあらゆる能力に秀でているため、さまざまな種類の仕事をこなすことができます。被毛は針金のように硬く、密生していますが、それほど長くはないので、美しい体の輪郭が一目でわかるようになっています。活力あふれる表情は、生まれ持った情熱的な気質を反映しています。犬種プロフィール は、AKCランキング 113 、JKCランキング 143、仲間 テリア系 であり、原産地 アイルランド です。起源 は18世紀 です。元来の役割 はキツネ狩り、カワウソその他害獣狩り です、現在の役割 害獣駆除です、体高(雄)インチ(cm) 18(46)、体重(雄)ポンド(kg) 27(12)、体高(雌)インチ(cm) 18(46)、体重(雌)ポンド(kg) 25(11) 、JKC理想体高(雄)cm 45.5、JKC理想体重(雄)kg 12.25、JKC理想体高(雌)cm 45.5、JKC理想体重(雌)kg 11.4、別名は アイリッシュ・レッド・テリア です。長い足を持った典型的なテリアであるアイリッシュ・テリアは、テリアのなかでももっとも古くから存在する犬種のひとつです。どのようにしてこのテリアが発生したかを明らかにする歴史的な記録は残されていませんが、古い時代のブラック・アンド・タン・テリアと、小麦色(ウィートン)の被毛を持ったソリッド・ウィートンカラード・テリアから派生しているのではないかと考えられています。この二種類のテリアは、古くからキツネやカワウソを捕獲したり、ネズミやモグラといった害獣を退治するための犬としてアイルランドの人々に親しまれていました。また、アイリッシュ・ウルフハウンドに非常に似ていることから、この犬種の血もいくらかは混じっていると推測されています。アイリッシュ・テリアはテリアグループのなかでももっとも細身で、きびきびと動き、他のテリアよりも長い胴体と足をしています。初期のアイリッシュ・テリアには、ブラック・アンド・タンやグレー・アンド・ブリンドルといった色を含めてさまざまな毛色が見られましたが、19世紀の終わり頃には単色のレッドカラーが一般的になりました。1875年には人々の前に初めて登場してすぐに人気を集め、1880年代にはイギリスで4番目に人気の高い犬種になります。 その当時、テリアといえば断耳するのが最先端だとされていましたが、1889年、イギリスのアイリッシュ・テリア・クラブがこの犬種の断耳を禁止します。この決定は、すべての犬たちの将来に影響を与えることになる重要なものでした。というのも、このクラブの決定がきっかけとなって犬の断耳について討論がなされるようになり、最終的にイギリスでは、すべての犬種において断耳が禁止されることになったからです。アイリッシュ・テリアはまた、アメリカでも非常に高い人気を獲得します。1920年代後半には、すべての犬種のなかで人気ランキング13位にまで登りつめ、ドッグショーの舞台では圧倒的な人気を集めました。その後、第一次世界大戦では、情報伝達犬や監視犬として活躍し、その勇敢な気質をおおいに発揮しました。アメリカに入ってきた当初、このように順調に人気を集めていったアイリッシュ・テリアは、そのままもっとも人気のあるテリアとして君臨し続けると思われていましたが、実際にはその人気は次第に衰えていきました。現在、アイリッシュ・テリアはテリアのなかでも珍しい犬種とされており、ショーの舞台でも家庭でもほとんど見かけることのない犬種となっています。アイリッシュ・テリアの気質 は向こう見ずという異名を持つほど恐いもの知らずのアイリッシュ・テリアの気質 は、何事にも恐れることなく向かっていく大胆な性質を持ち、遊び好きでさまざまなことを詮索したがる犬種です。また、独立心が旺盛で我が強く、強固な意志を持ち合わせており、いつでも何か行動を起こしたり、冒険しようと構えているようなところがあります。このように、何かを追いかけて走り回ったり、冒険をしたりすることが大好きなので、毎日、足場のよい安全な場所で、肉体的にも精神的にも刺激になる運動をさせることが必要です。気が強い性質から、他の犬や小動物に対しては攻撃的な態度で立ち向かい、知らない人には距離を置いて警戒心を崩しません。しかし、十分な運動をさせていれば、家の中では驚くほど行儀よく振舞い、忠実で、一緒にいて楽しく愉快な伴侶となります。飼育管理 は、タフな精神と肉体を持ち合わせているアイリッシュ・テリアには、毎日、楽しく遊ばせたり運動をさせたりする必要があります。十分に散歩をさせたり、一緒にジョギングをしたり、ちょっと足をのばしてハイキングに出かけたり、狩りに連れて行ったりするとよいでしょう。さらに、精力的な運動となる遊びを取り入れてあげれば理想的です。粗いワイヤーコートの被毛には、1週間に1〜2回はコーミングをし、年に2〜4回はトリミングをしてあげましょう。家庭犬として飼う場合は、はさみやバリカンでむだ毛を刈るだけで十分ですが、ショーに参加させるのであれば、手で丁寧にむだ毛を取ってあげてください。成犬になった時に姿形のよい耳にするためには、小さい頃から耳の手入れを施す必要があります。特に気をつけたい病気 は、進行性網膜萎縮症、股関節形成不全 、気をつけたい病気は、 てんかん、巨大食道症、離断性骨軟骨症 、たまにみられる病気 は離断性骨軟骨症、てんかんです、しておきたい検査は 進行性網膜萎縮症のDNA検査、股関節検査、眼科検査、心臓機能検査 です。寿命 は12〜14歳 です。