カーディガン・ウェルシュ・コーギーの外観と特徴は、重心が低く、体長が体高の約1.8倍ある胴長で、骨太な犬種です。小さな体の割にパワフルで、長時間、家畜を誘導し続けるのに必要な俊敏さとスピードと耐久力を兼ね備えています。その低く小柄な体型は、家畜の蹴りをかわすのに最適です。地に足をしっかりと着けて、のびのびと滑らかに、かつ軽やかに歩きます。柔らかく厚い下毛と、少々硬めで中くらいの長さの上毛との上下二層の被毛で覆われています。敏感で、穏やかでありながら用心深いところもありますが、基本的には人なつこい犬です。犬種プロフィール はAKCランキング 81、JKCランキング 55、仲間 は牧畜犬、原産地は ウェールズ(イギリス)、起源 は古代、元来の役割は 牧畜犬 、現在の役割は 牧畜犬、ハーディング競技です、体高(雄)インチ(cm) 10.5-12.5(27-32)、体重(雄)ポンド(kg) 30-38(14-17)、体高(雌)インチ(cm) 10.5-12.5(27-32)、体重(雌)ポンド(kg) 25-34(11-15)、JKC理想体高(雄)cm 30 、JKC理想体重(雄)kg -、JKC理想体高(雌)cm 30 、JKC理想体重(雌)kg -。歴史 はイギリスの島々に最初に持ち込まれた犬種のひとつカーディガン・ウェルシュ・コーギー(コーギー)は、何世紀も前に、中央ヨーロッパから南ウェールズのカーディガンシャーから連れてこられました。その起源ははっきりとはわかっていませんが、既に絶滅したイングリッシュ・ターン・スピッツ・ドッグの影響を受けているのではないかといわれています。この犬は足が短くて胴の位置が低く、家庭の台所作業を手伝うのに適した小型犬でした。コーギーは、もともとは家の番犬として使われ、ときどき狩りも手伝ったりしていたようです。その後、コーギーの本当の能力が発揮されることになります。人々が領主から土地を借りて牧畜を営むようになった時代、牧畜用として借りられる土地面積は、家畜が移動する面積に応じて決められていました。そこで、牧畜家たちは、家畜をなるべく離れ離れに広く点在させて管理する方が、広い土地を借りることができると考えました。もちろん、家畜たちが自分から、遠くへと広がって移動してくれるはずもありません。そこで、群れを集めるというより、ある意味で群れを追いやるように誘導し、家畜の群れに広がりをもたせることができる牧畜犬が必要とされ、その役にぴったりと適合したのがコーギーでした。コーギーは、家畜の蹴りをうまくかわしながら、家畜の足に噛みついて家畜を誘導することができる犬でした。実は、コーギーという名前は、ウェールズ語のCOR(集める)とGI (犬)に由来していると考えられています。最初のコーギーは、鼻の先から尻尾の先までの長さが1ウェルシュ・ヤード(イギリスのヤードより少々長め)くらいだったので、カーディガンシャーの一部の地域ではヤード・ロング・ドッグ、またはウェールズ語でci-llathedなどと呼ばれていました。その後、王族の領地が分割され売却されることになり、牧場はフェンスで区切られるようになりました。その結果、コーギーは牧畜家たちからお払い箱とされてしまいます。家の番犬やペットとしてコーギーを飼っていた人もいましたが、それは本当にごく一部の裕福な家庭でしかできない贅沢で、コーギーは犬種としての絶滅の危機にさらされました。他犬種との交配も試まれましたが、成果にはつながりませんでした。ただ、例外となったのはブリンドル・ハーダーとの交配で、このハーダー系の種の影響を受けたコーギーが現在のコーギーに至っています。最初にカーディガン・ウェルシュ・コーギーが現れた1925年から1934年までは、カーディガン・ウェルシュ・コーギーとウェルシュ・コーギー・ペンブロークは同じ犬種とされ、この2種類のコーギーの間で交配が盛んに行われていました。アメリカにカーディガン・ウェルシュ・コーギーが最初に上陸したのは1931年のことで、その4年後の1935年にはAKCに犬種として認められることになりました。不思議なことに、カーディガン・ウェルシュ・コーギーは、同じコーギーでも、ウェルシュ・コーギー・ペンブロークのような大人気を博したことが一度もなく、現在までずっと、絶えず一定した人気を保ち続けてきています。気質 は楽しいことが大好きでかなり活発でありながら、のんきな面も持ち合わせているカーディガン・ウェルシュ・コーギーは、忠実で、しかもいつも人を楽しませてくれます。また、1日中、家畜たち(主に牛)の蹴りをかわしながら走り回っていたことから、頑丈な体を持ち、機敏で疲れ知らずの犬種といえます。室内ではしつけを守れる行儀のよい犬ですが、比較的吠える傾向が強いようです。知らない人にはなつかず、他の犬に対して攻撃的になる犬もいます。飼育管理は小さい体の割にはかなりの運動量を必要とします。本来の仕事といえる牧畜の作業をさせるのが理想的ですが、家庭で飼う場合は長めの散歩をさせたり、思いっきり走り回らせるようなゲームで運動させてあげましょう。ある程度温暖な地域や、涼しい気候の場所であれば屋外で飼うことができますが、できれば室内犬として飼い、自由に庭などと行き来ができる環境を作ってあげましょう。被毛のケアは、週1回程度のブラッシングで十分です。特に気をつけたい病気は 股関節形成不全、気をつけたい病気 進行性網膜萎縮症、椎間板ヘルニア、皮膚病、たまにみられる病気は 尿路結石症、進行性網膜萎縮症、しておきたい検査は 股関節検査、寿命は 10〜12歳です。