・アナトリアン・シェパー


アナトリアン・シェパードの外観と特徴は、体力のいる仕事にも十分持ちこたえられるように、頑丈な体に作られています。優れた機敏性と強力な忍耐力を持ち合わせ、力強く、たくましい体格をしています。がっしりとした骨格と大きめの頭部が特徴的で、ゆったりとして上品な足取りながらも、大地を力強く踏みしめながら歩きます。被毛は、厚い下毛と上毛の二層構造になっています。上毛は約3cmの短いタイプから、約12cmの長くてきめの粗いタイプまであり、首とたてがみ部分に少し長い毛がはえています。犬種プロフィール は、AKCランキング 123、JKCランキング 表記なしです、仲間は 牧畜犬、マスティフ系、家畜の番犬 です、原産地は トルコ 、起源 古代 、元来の役割 は家畜の番犬 、現在の役割 は家畜の番犬、警備犬です。 体高(雄)インチ(cm) 29(74) 、体重(雄)ポンド(kg) 110-150(279-381) 、体高(雌)インチcm) 27(69) 、体重(雌)ポンド(kg) 80-120(203-305)、別名は コバン・コペック、カラバシュ・ドッグ、カラ・バス、カンガル・ドッグ です。古代から警備犬として活躍してきたアナトリアン・シェパードは、人々に奉仕する作業犬として長い歴史を持っています。祖先犬はおそらくチベタン・マスティフや、4000年以上前にトルコに渡ってきたとされる、古代ローマ帝国で活躍したモロシアンタイプの軍用犬ではないかと考えられています。 アナトリアン・シェパードは当時、オオカミやクマなどから家畜を守る存在として、遊牧民たちから大切に扱われていました。そして遊牧民や家畜と一緒に広範囲に渡って移動していく過程で、この犬種はその大きさ、被毛のタイプ、被毛の色などにおいて、さまざまなバリエーションを生み出すことになりました。しかし、忠誠心や独立心、また勇敢な性質といった特徴は変わることなく、この犬種に脈々と引き継がれていくことになります。実は、この犬種を羊飼いという意味のシェパードと呼ぶのはある意味で間違っているのかもしれません。トルコ語での名前もコバン・コペック(牧羊犬)となっていますが、もともとこの犬種は、羊の群れを移動させたり、管理したりする仕事をこなしていたわけではありませんでした。1950年に初めてこの犬種がアメリカに上陸し、コヨーテなどの害獣から家畜を守る番犬としてみるみるその能力を発揮していくことになりますが、ほとんどの愛犬家たちは、依然としてこの犬種の存在を知らないままでいました。1970年代後半から1980年代にかけて、ようやくアナトリアン・シェパードが、広くさまざまなところで見られるようになりますが、当時のこの犬種への評価は、外観上の美しさや性質などについてではなく、その実用性について言及されたものばかりでした。ところがその後、人々の間で、忠誠心があり、番犬にもなる犬を飼いたいという要望が高まり、この犬種に注目が集まっていきます。こうして1996年には、この犬種はAKCに認定されることになりました。ただし、公式な認定ではワーキング・グループに分類されるはずだったのですが、アナトリアン・シェパードの愛好家たちが、この犬種の作業犬としての能力は、ほかのどの犬種よりも多方面に渡って優れているといって譲らなかったため、結局「その他のグループ」として分類されることで落ち着きました。気質 は、アナトリアン・シェパードは、飼い主やその家族に尽くし、彼らを警護することを任務と心得ている忠誠心の強い犬種ですが、のんびりとした面も持ち合わせているので、決してピリピリと緊迫した表情であたりを警戒しているといったことはありません。ただ、見知らぬ人には猜疑心が強く、縄張り意識も強い傾向があります。子供とも仲よくつきあえますが、あまり遊び好きではないので、子供にとっては少々役不足の相手かもしれません。番犬としての能力に長けているので、何か怪しい気配に気づくとよく吠える傾向があります。飼育管理は、アナトリアン・シェパードには、長めの散歩をさせたり、短時間でもいいので思いっきり走らせたりといった運動を、毎日取り入れる必要があります。また、温暖な気候や涼しい気候の地域では、屋外で飼うこともできます。被毛の手入れとしては、毎週定期的にブラッシングをして、むだ毛を取り除いてあげる程度で十分です。健康 では、特に気をつけたい病気 は股関節形成不全、気をつけたい病気は 眼瞼内反症、しておきたい検査 は股関節検査、眼科検査です。寿命 は10〜13歳 です。



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