・クバーズ


クバーズの外観と特徴は、体高より体長がわずかに長い、適度な骨格を持った大型犬です。といってもどっしりした感じはなく、軽い足の運びを見せて、軽やかに歩きます。この犬種が合わせ持っている力強さと機敏さは、警備犬、狩猟犬、家畜の群れを管理する牧畜犬といった、多方面の能力を持つ犬種の血統に由来しています。直毛かウェーブ状の、適度に粗い二層構造の被毛で体全体が覆われています。犬種プロフィールは AKCランキング 128、JKCランキング 表記なし 、仲間 は牧畜犬、家畜の番犬 、原産地 はハンガリー 、起源 は中世、元来の役割は 家畜の番犬、大型動物の狩猟 、現在の役割は 羊の番犬、防衛犬 、体高(雄)インチ(cm) 28-30(71-76)、体重(雄)ポンド(kg) 100-115(45-52)、体高(雌)インチ(cm) 26-28(66-71)、体重(雌)ポンド(kg) 70-90(32-41)、別名 はハンガリアン・クバーズ です。歴史はクバーズは、ハンガリー原産の犬種だと考えられていますが、その起源はチベットの大型犬にあるとされており、この犬種はチベットからトルコを通ってハンガリーに渡ったといわれています。クバーズという名前はハンガリー語ですが、おそらくトルコ語のカワーズ(kawasz:武装して貴族を警護するという意)がなまったものだと思われます。この犬種は大変古い犬種とされ、15世紀後半にはもっとも位の高い血統犬として人々から大切に扱われ、一時は、王室側近の一部の貴族だけに、この犬を飼う許可が出されていたほどでした。そのため、この犬種の繁殖は慎重に計画されて行われ、詳細はすべて記録されました。その結果、ハンガリーでも広い邸宅の農園などには必ずこの犬たちを見かけるようになります。クバーズは警備犬として、また狩猟犬として活躍し、害獣から農園を守るためにクマやオオカミといった大型の獣と闘い、時にはしとめることもありました。皇帝マティアス1世は、クバーズの品質を改良するための大きな犬舎を設置したほか、この犬種のためにさまざまに貢献したとされる、まさにクバーズの特別な後援者でした。その後時代を経て、クバーズは徐々に家畜を守る番犬として、貴族だけでなく一般大衆の間にも広まっていくようになります。この間に名前がカワーズからクバーズになまり、現在の綴り“kuvasz(複数形はkuvaszok)”になったようです。しかし皮肉なことに、このクバーズという名前は、ハンガリー語で雑種犬を意味しています。その後、二度にわたる世界大戦の結果、この犬種の頭数は激減します。しかし、ドイツに残っていたクバーズが、苦難の時代を生き延びることになり、この犬種の血統を引き継いでいく基盤となりました。1930年代には、何頭かのクバーズがアメリカに渡り、1935年にはAKCに認定されることになりました。気質 はかわいらしい表情をしたクバーズですが、この犬種は優秀な警備犬として、勇敢に家族や財産を守ってくれます。家族に子供がいれば、その子を護衛しなければという責任から特に優しく、慎重に接そうとします。ただ、子供同士で手加減せずにじゃれて遊んでいると、自分の家族である子供が攻撃されていると誤解してしまうこともあるようです。知らない人には距離を置いて警戒し、特に見知らぬ犬には攻撃的になる場合もありますが、他のペットや家畜には穏やかに接します。基本的に家族には非常に忠誠を尽くしたがりますが、それをあまり表に出すということはありません。なかには支配的な態度を取り、リーダー的存在になりたがる犬もいます。飼育管理はクバーズには毎日運動させることが必要です。長めの散歩をして楽しんだり、足場のよい安全な場所で思いきり走らせたりさせてあげましょう。どちらかというと寒い気候のほうを好むので、涼しい気候の地域では屋外で飼育することもできます。ただし、家の中と外を自由に行き来できるようにしてあげるのが理想的です。被毛は1週間に1〜2回ブラッシングをし、換毛の多い時期には、さらにこまめにブラッシングをしてあげましょう。特に気をつけたい病気は 股関節形成不全、離断性骨軟骨症、気をつけたい病気 は特になし 、たまにみられる病気は 肥大性骨形成異常、しておきたい検査は 股関節検査、寿命は 9〜12歳 です。



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