シーリハム・テリアの外観と特徴は体高よりもわずかに体長が長く、足が他のテリア種よりも短くなっています。筋肉が発達していて柔軟性に富み、腰部が比較的短く、ぎゅっと詰まった感じのコンパクトな体型をしています。このように、力強く柔軟性に優れた体型と短い足の組み合わせのおかげで、シーリハム・テリアはその小さくまとまった四肢を器用に動かすことができるのです。どんな天候にも耐えることができる全天候型の被毛は、柔らかくて密にはえた下毛と、針金状の硬い上毛の二層構造になっています。シーリハム・テリアは由緒正しいテリア種として、どんなときも自分の役割をしっかり把握して行動する聡明かつ機敏な犬種といえます。犬種プロフィールはAKCランキング 144、JKCランキング 88、仲間は テリア系、原産地は ウェールズ(イギリス)、起源は 19世紀、元来の役割 はアナグマ、カワウソ、キツネ狩り、現在の役割は アースドッグ競技、体高(雄)インチ(cm) 10.5(27), 体重(雄)ポンド(kg) 23-24(10-11)、体高(雌)インチ(cm) 10.5(27)、体重(雌)ポンド(kg) 18-22(8-10)、JKC理想体高(雄)cm <31、JKC理想体重(雄)kg 9、JKC理想体高(雌)cm <31、JKC理想体重(雌)kg 8.2、別名は 特になし。歴史 はシーリハム・テリアに似た、長い背中のラインが特徴的な白くて小さなテリアが、15世紀にイギリスのウェールズに持ち込まれたという証拠がいくつか存在していますが、シーリハム・テリアの歴史が文書として残されたのは、1800年代半ばになってからでした。シーリハムに住んでいた、この犬種の創始者ジョン・エドワード大佐の一族は、何世紀も前からこの白くて小さなテリアを輸入していたといわれており、そのため、これらシーリハム・テリアの文書記録も、より一層信憑性のあるものとして人々に受け入れられることとなりました。もちろん、エドワード大佐自身も、1850年から1891年までの長い年月をかけて、現在のシーリハム・テリアの基盤となる犬の開発に力を注ぎました。この犬種の誕生には、ダンディ・ディンモント・テリアが関係しているのではないかといわれていますが、その経緯については未だ謎が残ったままとなっています。経緯はどうであれ、シーリハム・テリアはアナグマやカワウソ、キツネ相手に優れた能力を発揮する狩猟犬として名を馳せることになります。1903年には初めてドッグショーの世界に登場し、まるで天性のショードッグのように利発そうな外観で周囲の注目を浴び、1911年にはAKCにより認定されました。猟犬としても優れた能力を持ちながら、ショードッグとしても高い評価を得たシーリハム・テリアは、たちまち人々の人気を獲得していきました。現在では、人気はその当時ほどではありませんが、狩り場とドッグショーの両方の舞台で絶大な評価を今もずっと持ち続けている犬種です。気質はシーリハム・テリアは比較的穏やかなテリアといわれていますが、やはり探検したり、地面を掘ったり、動くものを追いかけたりといったことが大好きで、常に何かおもしろいことはないかと身構えているようなところがあります。家庭では行儀のよい犬ではありますが、何らかの運動をさせないと、ストレスがたまってたまに他の犬やペットに対して攻撃的になることがあります。少々頑固で、独立心が強く、知らない人に対しては距離を置いて接しますが、自分の家族には身も心も捧げるような献身的で愛情深い面も持っています。たまに地面を掘ったり、吠え癖を持っていたりする犬もいるようです。飼育管理はシーリハム・テリアには運動が不可欠ですが、量としてはそれほど長時間費やさなくても大丈夫です。毎日軽く散歩をさせ、時々ゲームを取り入れるといった程度で十分です。また、この犬種は、本能の赴くままに行きたい方向にどんどん行ってしまう傾向があるので、リードをはずして自由に走らせるのであれば、足場のよい安全な場所でのみにしましょう。どちらかというと室内での飼育に適しており、集合住宅などでも十分飼うことができますが、できれば、裏庭など外へ自由に出られる環境を作ってあげるのが理想的です。針金状の硬い被毛には、週に2〜3回程度コーミングをし、3カ月に1回はトリミングをしてあげてください。家庭犬として飼うのであればバリカンやハサミを使ってむだ毛取りをするぐらいでよいですが、ショーに参加させるのであれば手でむだ毛を取り除くといった丁寧な手入れが必要です。特に気をつけたい病気は 特になし、気をつけたい病気は 網膜異常形成、水晶体脱臼、たまにみられる病気は 聴覚障害、しておきたい検査は 眼科検査、寿命 は11〜13歳です。