ジャーマン・シェパード・ドッグの外観と特徴は体高より体長がやや長めの体型で、滑らかなカーブのラインが特徴的です。頑丈で引き締まった体で機敏に動き、すっと足を伸ばした軽快な足取りで、大地を踏みしめながら悠然と歩きます。被毛は二層になっており、硬めの上毛はまっすぐか少しウェーブがかかり、ほどよい長さで密集してはえています。犬種プロフィール はAKCランキング 4、JKCランキング 37、仲間 は牧畜犬、原産地 はドイツ、起源は 19世紀、元来の役割は 牧畜犬、警備犬、警察犬、現在の役割は 警察犬、麻薬探知犬、体高(雄)インチ(cm) 24-26(61-66)、体重(雄)ポンド(kg) 75-95(34-43)、体高(雌)インチ(cm) 22-24(56-61)、体重(雌)ポンド(kg) 75-95(34-43)、JKC理想体高(雄)cm 60-65、JKC理想体重(雄)kg 50-55、JKC理想体高(雌)cm 30-40、JKC理想体重(雌)kg 22-32、別名 はアルザチアン、ドイッチェ・シェファーフントです。歴史 はオオカミにやや似通った容貌をしているジャーマン・シェパード・ドッグは、意外にも最近になって作られた犬種です。オオカミと雰囲気が似ているので誤解しがちですが、オオカミとはあまり関係がありません。羊の群れを集めて移動させたり、群れを外敵から守ったりできる理想的なシェパード(牧畜犬)を作るために、他の犬種との交配によって徹底的な改良が試みられた結果、誕生した犬種です。1899年、ドイツでジャーマン・シェパード・ドッグの繁殖を監督するジャーマン・シェパード・ドッグ協会が設立されたこともあり、この犬種の改良は一気に加速します。種の改良のために、これほどまでに大々的な努力がなされた犬種は犬の歴史のなかでも他に類を見ません。繁殖家たちは、この犬種を牧畜犬としてだけでなく、勇敢な性質や優れた運動神経、さらに高い知性を持たせるような改良を進め、警察犬としての優れた能力が開花することになります。さらに繁殖家たちは、この犬種が持っている伴侶犬としての服従能力や、警備犬としての能力を完壁な形で表現したいと改良に励みました。第一次世界大戦中には、戦時下で見張りをする番犬として活躍しましたが、当時、AKCでは、従来のジャーマン・シェパード・ドッグという犬種名を、シェパード・ドッグに変更します。一方イギリスでは、アルザチアン・ウルフ・ドッグ(アルザスのオオカミ犬)という名前に改名されました。両国ともこの犬種を、ドイツを発祥の地とする評価の低い犬たちと区別させたいと考えていたのです。ウルフ・ドッグはその後、その名前から、イギリスの人々に恐がられるようになり、あまり人気がなくなってしまいます。一方AKCは、1931年、ジャーマン・シェパード・ドッグという名前を復活させます。その後、ストロングハートリン・ティン・ティンという名前のシェパードの映画スターまで登場し、この犬種の人気は一気に最高潮に達することになりました。以来何年間も、ジャーマン・シェパード・ドッグは、アメリカで人気ナンバーワンの地位を占めることになります。最近では、トップの座こそ他の犬種に譲りましたが、警察犬、軍用犬、盲導犬、捜索救助犬、麻薬探知犬、爆弾捜索犬、ショードッグ、番犬、ペット、そして牧畜犬などとして活躍し、他に類をみない多才な能力に恵まれた犬種として世界中の人々に知られています。気質 はもっとも利発で聡明な犬種として知られるジャーマン・シェパード・ドッグは、自分に与えられた命令には、どんな内容であっても忠実に従って取り組もうとします。その仕事振りは多方面に渡って卓越しています。見知らぬ人には警戒心を怠らず、常に距離を置いて観察し、飼い主やその家族を守ってくれます。なかには少々傲慢な性質を持ち、他の犬に対して攻撃的になるタイプの犬もいますが、一般的に、その他のペットとは仲よくやっていける犬種です。飼育管理 はこの犬種には、毎日、知的な運動と肉体的な活動の両方が必要です。体を動かすのはもちろんですが、そこに訓練などの知的活動を入れると大変喜びます。穏やかな気候の地域や、涼しい地域では屋外で過ごさせることもできますが、家族との交流を求める犬種なので、家の中で一緒に過ごさせた方がよいでしょう。被毛のケアは、1週間に1〜2回ブラッシングをしてあげれば十分です。特に気をつけたい病気は 股関節形成不全、膝関節形成不全、関節炎、気をつけたい病気 は膿皮症、皮膚アレルギー、白内障、胃捻転、肛門周囲瘻、肥大性心筋症、たまにみられる病気 は特になし、しておきたい検査は 股関節検査、肘関節検査、寿命は 10〜12歳です。