スキッパーキの外観と特徴 は正方形に近い胴体を持ち、肩からお尻にかけてなだらかな曲線を描き、ちょっとずんぐりしたコンパクトな体型をしています。二層構造の被毛は大変特徴的で、ひだ襟状になった肩マントを羽織っているような独特の外観をしており、お尻から後肢にかけてがまるでキュロットをはいたような形になっています。キツネのような顔をして、まるでこちらに質問を投げかけているような、いたずらっぽい、少々生意気にも見える表情を浮かべています。なめらかで、かつ優雅な足取りですばやく走れるスキッパーキは、番犬、特に家畜を荒らす害獣を駆除するために作られた、機敏かつ活動的な犬種です。犬種プロフィール はAKCランキング 78、JKCランキング 91、仲間は 牧畜犬、スピッツ系、北方祖先系の愛玩犬、原産地は ベルギー、起源 は17世紀、元来の役割 は航用犬、番犬、ネズミ駆除、現在の役割 は愛玩犬、体高(雄)インチ(cm) 11-13(28-33)、体重(雄)ポンド(kg) 12-16(5-7)、体高(雌)インチ(cm) 10-12(25-30)、体重(雌)ポンド(kg) 12-16(5-7)、JKC理想体高(雄)cm -、JKC理想体重(雄)kg 3-9、JKC理想体高(雌)cm -、KC理想体重(雌)kg 3-9、別名は 特になし。歴史はスキッパーキの起源については、さまざまな論争があります。なかでも有力なのは、ベルギーのブリュッセルとオランダのアントワープの間を旅していた船乗りが連れていた犬から由来しているという説です。というのも、ベルギーのフランドル地方で話されているフラマン語では、船のことをschip(スキップ)といい、schipperke(スキッパーキ)とは小さな船乗りを指す言葉だからです。しかしながら、ベルギーの人々は、この犬をスキッパーキではなく、スピッツと呼ぶことを好んでいたようです。もうひとつのもっともらしい説として、職人たちや、中産階級の人々が飼っていた、ネズミ捕りができる小さな番犬に由来しているという説があります。その犬は牧羊犬のミニチュア・ベルジアン・シープドッグに似ており、schipperkeという言葉はscheperまたはshepherd(ドイツ語で牧羊犬の意)から派生したといわれています。実際この地域では以前から、ミニチュア・ベルジアン・シープドッグとスキッパーキの中間ぐらいのサイズにあたる犬が、人々の間でよく知られていたようです。15〜16世紀に作られたベルギーの書物の中に、小さくて黒く、尻尾のない犬についての記述があり、スキッパーキを描写したものではないかといわれていましたが、1690年になってようやく、これがスキッパーキについての記述だと認められることになりました。ブリュッセルの靴屋の職人たちは、職人としての技術を高く評価してもらおうと、自分たちで装飾を施した真鍮の首輪をこの犬に付けて、人々に見せびらかすために定期的なスキッパーキのコンテストを開催していました。19世紀になると、この犬種はベルギーの中心地区でもっとも有名な犬となり、事実上唯一の家庭犬として人々に親しまれ、ベルギーの国犬として認められることになります。1885年、ベルギー王室のマリー・アンリエット王妃がドッグショーでスキッパーキを見つけ、すぐに手に入れたのがきっかけとなり、あらゆる階級の人々がこの犬種に多大な関心を抱くようになります。その結果、靴屋の伴侶犬として定着していたこの犬は、今度は上流階級の伴侶犬として定着していくことになります。その後、この犬種を飼うことが流行の最先端となっていたイギリスがどんどんこの犬種を輸入するようになり、ベルギーの人々は逆に、一般的に普及しすぎたスキッパーキよりももっと異国情緒漂う、珍しい犬種を欲しがったため、この犬種の数はベルギー国内でどんどん減っていくことになりました。1880年代後半になると、ベルギー人の愛犬家グループがこの犬種を保存しようと立ち上がり、本来の魅力を十分備えたスキッパーキが復活することになります。その後、スキッパーキはアメリカにも渡りますが、アメリカの人々はこの犬種にほとんど関心を示しませんでした。現在は、少ないながらも忠実な愛好家の間で根強い人気を保っています。気質は常に勇気ある行動を見せてくれるスキッパーキは、独立心が旺盛で少々頑固な面がある犬種です。この小さな発電機のような元気いっぱいの犬種は、割れ目という割れ目に鼻をつっこんで臭いをかいだりといった、さまざまな探検を好みます。毎日、欠かさずに運動をさせる必要があります。愛想がよく楽しい家庭犬になりますが、見知らぬ人や、警戒心の強い他の犬とは距離を置いて接します。飼育管理は天性ともいえる活発な性質を持っているスキッパーキには、精神的な刺激と肉体的な刺激の両方を与えられる運動が不可欠です。といっても、体が小さいので、運動量はそれほど必要ありません。庭で活発なゲームをして遊ばせたり、適度な散歩をする程度で十分です。外で1日中楽しく遊んでいられる犬種ですが、寝る時は室内に入れてあげたほうがよいでしょう。二層構造の被毛は、1週間に1回程度ブラッシングをして、1週間に2〜3回はむだ毛取りをしてあげましょう。特に気をつけたい病気 は特になし、気をつけたい病気は レッグ・カルベ・ペルテス病、たまにみられる病気は 眼瞼内反症、二重睫毛、進行性網膜萎縮症、しておきたい検査は 特になし、寿命は 13〜15歳です。